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相続人の確定について
遺産相続手続きを進める上で、まず最初に行うべき作業の一つが相続人の確定です。相続人を正しく確定しなければ、手続きが進まず、後にトラブルが発生する可能性もあります。
相続人確定の重要性
相続手続きにおいて相続人を特定することは、遺産分割協議や各種手続きの前提となります。民法には法定相続人が定められており、被相続人(亡くなった方)の家族関係によって相続人が決まります。
相続人の範囲
被相続人が亡くなった場合、法定相続人となるのは以下の者です。
- 配偶者: 常に相続人となる。
- 子: 第一順位の相続人。養子も含まれる。
- 直系尊属(父母・祖父母など): 子がいない場合に相続人となる。
- 兄弟姉妹: 子も直系尊属もいない場合に相続人となる。
なお、相続人の一部が既に亡くなっている場合は、その子(孫)が代襲相続人となります。
相続人を確定するための調査
相続人を確定するためには、次のような調査が必要です。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を取得する。
- 相続人全員の戸籍謄本を取得する。
- 被相続人の婚姻歴や養子縁組の有無を確認する。
これらの戸籍を収集することで、相続人が誰であるかを正確に特定できます。
注意点
- 被相続人が転籍している場合、過去の本籍地の役所で戸籍を取得する必要がある。
- 相続放棄をした人は相続人に含まれないため、家庭裁判所への申述状況も確認する。
- 認知された子供や養子縁組の有無も確認する必要がある。
まとめ
相続人の確定は、相続手続きを円滑に進めるために欠かせない作業です。戸籍を丁寧に調査し、法定相続人を正しく確定することで、後のトラブルを防ぐことができます。もし手続きに不安がある場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。
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